英国テーラー&ロッジ社のスーツ地

当社では英国テーラー&ロッジ社のスーツ地をよく使います。
おそらくは英国で最も有名なこの織物工場では
百年以上前と同じく工場脇を流れるホルム川の水を汲み上げて
織り上げた洋服生地を洗っています。
泥炭層を通ってきた軟水が生地の風合を増すのだといいます。

単に水道代を倹約しているだけなのかも知れません。
しかし同社の生地は実際に仕立て映えがするので
日本の仕立て屋の間ではたいへん信頼されています。

当社が作る洋服も予想以上によくできることもあれば
まず予想程度に縫いあがることもあり、
その差がどこからくるものかよく分からないのが実情です。
とにかく時間をかけて、昔ながらの方法を模索しながら作ると
良い洋服ができるようです。