当社では30年以上前に英国で織られたビンテージ生地を集めていて
しっかりとした本格派の洋服を好むお客様にお勧めしています。
当時の生地には現在とは全く違う固くて重い質感があります。
なぜ最近の生地にこのような感覚のものがないのかと生地商社に尋ねてみると
ひとつの要因として現在では刈り取った羊毛をすぐに織物にしてしまうからだと
いう答えが返ってきました。
昔は羊毛を刈り取ると1年以上寝かせて熟成させることによって
粘りを出したのだといいます。
時間をかけるということはそれだけで価値を生む、
こんな事例は他にもありそうです。